自分らしくありたい
そして誰も傷つけなくない
若いLGBTQ+の悩み、迷い、優しさ、そして勇気がギュッとつまった胸キュン・ストーリーを通じて、彼らの悩みを、知る、学ぶ、応援する。コミック、エッセイ、関連資料が1冊に。
男性として扱われることに違和感を覚えるも、女性として生きたいわけではないと思い悩む凛。ゲイというセクシャリティを自分自身で受け止めることができず、ついつい何事にも否定的になり、周囲に嫌がらせをしてしまう輝。転校生のさやかは正義感が強いレズビアン。寡黙な優等生タイプの智史、明るくフェミニンな雰囲気のオープン・ゲイの虹太、明るく優しい性格が魅力の陽菜。
ここにいるのは、自分自身に正直であろうと、そして誰も傷つけたくないと葛藤するティーンたちばかり。
周囲への初めての告白(カミングアウト)、初めてみつけた理解者や仲間たち、彼らとの適切な距離を保つことの難しさ、そして常にある自分自身との葛藤。悩んだ末に決断した海外留学。
「トビタテ!留学JAPAN」派遣留学生有志&「プライドハウス東京」
「トビタテ!留学JAPAN」は、文部科学省が展開する日本の若者の海外留学への気運を醸成する官民協働の留学促進キャンペーン。その主な取り組みである「日本代表プログラム」による派遣留学生(以降、トビタテ生)のなかには、自身がLGBTQ+当事者、LGBTQ+に関連するテーマでの留学経験者など、LGBTQ+に関心の強い人が多くいました。
そんなトビタテ生の何名かが、大学のサークルやプライドパレードの企画などを通して、プライドハウス東京と接点をもつことに。留学を通して価値観が広がったと同時に、日本で当事者として生きることが辛い、自分が当事者であることを受け止めきれないなど様々な辛さや困難に悩んでいる人もいました。もし、LGBTQ+に関するレガシーを残すのなら、私たちと同じように悩んでいるユースに向けて、レガシーを残したい。その想いが「プライドハウス東京」と共鳴し、本プロジェクト立ち上げに至りました。
『トビタテ!LGBTQ+ 6人のハイスクール・ストーリー』を全国の高校・中学校図書館に届けていく「トビタテ!本贈りプロジェクト」について