ふたりのママ&子どもたちの暮らしを描いた、とある一家のにぎやか成長記録
書名:ふたりママの家で
著 :パトリシア・ポラッコ
翻訳:中川亜紀子
発行年:2018年
仕様:上製本/A4変形/48ページ/フルカラー
ジャンル:フィクション(絵本)
ISBN:978-4-909125-09-5
  • 2018 年10月下旬発送予定
    紙製本版(ソフトカバー) 2,300円+税
    電子書籍  1,900円+税
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  • はじめての方へ

生まれてすぐのわたしが、どうやってこの家に来たか。
その話になると、ママたちは目をキラキラさせて、
思いっきり、にっこりする。
暑く乾いた砂漠を歩いて、荒れた海を渡って、
高い山を飛び越えて、
嵐の中をずんずん歩いたんだって。
ただ、わたしを家に連れて帰るために。(本文より)

うちは、お母さんが2人、子どもが3人の「かぞく」。
でも、特別なんかじゃない。

 

『ふたりママの家で』は、ふたりの母親と子どもたちの何気ない日常を描いた絵本です。語り手は、母親たちのもとへ一番初めに養子としてやってきた、長女の「わたし」。「わたし」の視点から、同じく養子として迎えられた弟ウィル・妹ミリーとともに、愛情たっぷりに育てられる日々が描かれます。

「ふたりママ」のミーマとマーミーは、正反対の性格ながらも息ぴったりで、楽しいことを次から次へと思いつくお母さんたち。ふたりの手にかかれば、ハロウィーンの手作り衣装だって、家族の食事会だって、野外パーティの企画だってお手のもの!そんな明るいふたりがいとなむ一家の日常は笑い声にあふれ、地域にしっかり溶け込み、親戚やご近所さんたちからも愛されています。しかし、ひとりだけ、一家に鋭い視線を向ける人が…?

お父さんと、お母さんと、その間に生まれた子ども。そんな「典型的な家族」ではないかもしれません。しかし、ふたりママ一家は、確かに存在し、毎日を生きています。地域に根ざす生活者として、軽やかに、しなやかに、力強く日々を送る、とある家族のあたたかな物語です。

2009年 コーポラティブチルドレンズブックセンター(CCBC)
LGBTQ Lives in Selected Children’s and Young Adult Books (児童・ヤングアダルト図書選書リスト LGBTQ部門)

2010年 全米社会科協議会(National Council for the Social Studies)
Notable Social Studies Trade Books for Young People (若者のための注目すべき社会科一般書リスト)

2010年 アメリカ図書館協会(American Library Association)
レインボーブックリスト


著者プロフール

Patricia Polacco(パトリシア・ポラッコ)
作家、イラストレーターとして活躍し、日常の問題をテーマにした作品を多く手がけ、これまでに45冊もの児童書を出版している。 全国の学校を訪問して講演活動も行っている。本書『In Our Mothers' House』は、講演活動を通じて、レズビアンマザーの親を持つ何人もの子供たちと出会い、こういった伝統的な形ではないかもしれないが素晴らしい家族を持つ子供たちのために、さまざまな家族の形を讃える本を書く必要を感じて誕生した。日本で翻訳出版されている絵本には『ありがとう、フォルカーせんせい』(岩崎書店)、『彼の手は語りつぐ』(あすなろ書房)などがある。

PRIDE叢書
サウザンブックスのPRIDE叢書は、セクシュアル・マイノリティが誇り高く生きていくための世界の本を出版していくシリーズです。 1作品めは、スペイン人気ブロガーがLGBTの声にもとづいて書いたゲイ小説「ぼくを燃やす炎」。

PRIDE叢書 編集主幹:宇田川しい
ライター、編集者。ゲイ・アクティビスト。90年代のゲイブーム時代からゲイであることをカミングアウトしライターとして主にストレート向けのメディアで活動。近年ではハフポストジャパンなどでセクシュアル・マイノリティのリアルな姿や、社会における問題を伝える記事を執筆している。

応援団体「にじいろかぞく」
子育てするLGBTとその周辺をゆるやかにつなぐ団体。WEBやイベントを通じた情報発信やコミュニティーづくりなどを行なっている。 https://queerfamily.jimdo.com