サービスデザインプラクティショナーのための最新事例研究
『Designing for Service: Key Issues and New Directions 』
ザービスデザインを再定義する
書名:Designing for Service: Key Issues and New Directions
編:Daniela Sangiorgi, Alison Prendiville
出版社:Bloomsbury Academic
発行国:イギリス
発行年:2017年
言語:英語
仕様:並製本/258ページ
ジャンル:ノンフィクション(ビジネス) ISBN:978-1474250139

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この書籍は、Service Design Research UK という、イギリスのサービスデザインに関する研究を行っているワーキンググループの、最新の論文をまとめたものです。


日本においては「サービスデザイン」という言葉自体、まだあまり馴染みがない話ですが、グローバルには、特に欧州において、デザイン実践の中でもっとも注目されている領域の一つです。
サービスデザインとは、簡単に言ってしまえば「巻き込むデザイン」です。
デザイナーのクリエイティビティを、グラフィックやユーザーインターフェースを作るだけでなく、ワークショップにおける新しいアイデアの創出や、複数の利害関係を持つステークホルダー間の合意形成に活用します。


たとえば本書の発刊された英国では、行政や自治体などの公共領域での市民参加型の政策立案や、企業組織でのイノベーション文化の開発、オリンピックでのサービス運営設計など、多岐に渡る領域でサービスデザインが適用されています。

サービスデザインの歴史は比較的浅く、2003年にグローバルなサービスデザインの普及啓蒙の組織、Service Desgin Networkがドイツ、ベルリンにおいて発足し、研究論文や実践事例などの数は年々増加しているものの、まだまだサンプルは少なく、発展途上の領域です。


日本においてもサービスデザインの適用ポテンシャルは非常に高いと考えられますが、言語の壁もあり、その最新事例研究に触れる機会は少ないのが現状です。私自身、デザイン会社としてサービスデザイナーとして活動していますが、常に新しい課 題に直面し、ベストプラクティスを知りたいといつも考えています。本書はそれに応えるものであり、また、さらにその先を行くものです。


本書で扱っているテーマは下記のようなものです。

・「デザイン」と「サービス」の概念と理解の発展

・サービス開発と実施においてデザインが与える貢献とインパクトの測定計測

・デザインスキルの適用/ノンデザイナーによるデザインアプローチへの関心の増 加について

・境界領域の発展によるサービスのためのデザイン実践への影響


これらは、サービスデザインという領域自体の再定義を問うものであり、単に最新事例の紹介という内容にとどまりません。

発起人:赤羽 太郎(あかばね たろう)
サービスデザイナー、HCD-net 認定 人間中心設計専門家。顧客視点での新規サービス事業開発や体験デザイン、またそれを生み出す組織やプロロセスを作るコンサルティングに従事 。コンセントサービスデザインチームの大規模プロジェクトにおいて多数リードを務める。UX / SD関連セミナー登壇や国内外でのService Design Networkの活動のほか、HCD-net の Rosenfeld MediaのUX関連書籍の翻訳チームに参加しており、共訳書に『サービスデザイン ユーザーエクスペリエンスから事業戦略をデザインする』『SF で学ぶインターフェースデザイン アイデアと想像力を鍛えあげるための 141 のレッスン』(ともに丸善出版)など。

<主なプロジェクト歴>
電機メーカー:新規サービス事業の提供価値開発〜実装〜プロモーションまでの一貫支援
電機メーカー:ユーザー中心設計を実現する組織体制とプロセスの検討プロジェクト
エネルギー会社:サービス価値探索&リフレーミングプロジェクト
オンラインサービス企業:新規事業創発チームの支援プロジェクト