5名の作家×5つの地方都市
首都ソウルの向こう側にある〈わたしたち〉の物語
原書の情報
書名:地域の私生活 99
発行年:2020年
発行元:ピャックピャック出版社
日本版の仕様(予定):5冊分冊(箱入りセット)
ジャンル:単行本・グラフィックノベル・フィクション
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韓国クラウドファンディングで達成率600%超!
大注目のコミックアンソロジー

これは首都至上主義への叛逆の狼煙であり、地方でサバイブするシスターフッドの物語。
舞台となるのは――抱川、宝城、丹陽、公州、釜山。
あなたがまだ知らない韓国の扉をひらく、革命的アンソロジーコミックがここに!








いつからでしょう。読者ではなく、プラットフォームに
好かれるかどうかを優先するようになったのは

発起人:林佑実子(編集者)
いま、目の前にいる作家さんを大切にしたい。だからこそ、売れているジャンル、無茶はしすぎず前例のある物語で、編集長が許可を出してくれそうな企画を作って連載枠を勝ち取る。これが作家さんにとって最善なんだ。そう思って、編集として働いてきました。詳細は省きますが結果として、創作が「整合性をつける作業」になり、作家さんと一緒にワクワクすることが減ってしまいました。これは由々しき事態です。 そんな超バッドモード期に出会ったのが、『地方の私生活99』でした。個人的で小規模なことが、こんなにも瑞々しく美しい物語になるのかと、とても眩しく見えたんです。ああ、マンガってこんなに自由でいいんだと。

この作品に登場する韓国の地方都市に、私は行ったことがありません。それでも、『地方の私生活99』に登場する女たちにふりかかる圧迫感や望郷を、私は知っていました。「これは私の物語だ」と思えたのは、間違いなく作家さんの創作パワーが炸裂していたからです。「いま語らねばならぬ物語を描いている」と信じ筆を動かしている作家さんだけが放つことができる期間限定バフといいますか、無敵モードになる瞬間があるんですけど(本当です!!!)。このアンソロジーに参加されている作家さんたちは、みんなそう。全員が無敵モード。だから全編、全ページが全力でおもしろい……つまり最高ってことです!

K-POPとK-文学に続き、K-マンガという新世界があなたを待っています。 マンガ好きとして、編集者として、胸を張って『地方の私生活99』をお勧めしたい。たくさんの人に読んでもらいたい、その一心です。どうかみなさま、ご支援いただけますと幸いです。

発起人:林佑実子
89年生まれ。13年より星海社に合流。『女の友情と筋肉』、『サトコとナダ』(「このマンガがすごい!2018」オンナ編3位)、『ぶっカフェ』などを担当。19年に転職し、現在はWebtoonの制作を行なっている。バンド・デシネ翻訳者でサウザンコミックス編集主幹の原正人さんとポッドキャスト「サンデーマンガ倶楽部」のパーソナリティを務める。
X(旧twitter):@bintron